高基礎の家

 


光を整える家

この計画は明るい家に暮らしたいという建て主と一緒に土地を探すことからはじめました。
敷地は方位によって異なる高低差のある旗竿地です。南側隣地は約1.2m高く、日射しが入りにく
い状況です。一方で西側隣地は2mほど低いため、光を取り入れ、視線が抜ける場所が得られると
感じました。この土地で、多少の眺望を得て明るい家にしたいというクライアントの要望を叶える
こと、旗竿地特有の閉塞感を感じない住まいをつくりたいと思いました。法的な制約や眺望を確保
するために基礎を高く設定し、高さを活かした室内空間となるように計画しました。1階は寝室、
子供室と水廻りを配置し、基礎が高いことを利用して子供室の床を下げています。玄関ホールに
隣接する子供室の床が下がることで広がりを感じることができるのと同時に将来的な部屋の変化に
対応することも想定しています。玄関ホールとつながる階段は一体的に吹抜け、高さ方向に伸びや
かな開放感を生み出しました。2階には家族が集うLDKを設けました。東の吹抜けに設けた連続窓
と西側に設けた高窓、サンルームを通して一日の太陽の動きを感じながら光が移動します。南側に
大きな窓がないものの、窓廻りに工夫を凝らし穏やかな光の状態に整えることを考えました。
東の連続窓には縦桟を設けることで外からの視線を遮る効果を持たせました。西側の窓からの光は
高い位置に設けた縦格子と布を貼った建具を通した異なる質の光を室内に間接的に届けます。光の
状態を整えることで家族が寛ぐのに相応しい室内環境をつくり出そうとしました。

 

スライドショーには JavaScript が必要です。

 

■用  途:専用住宅
■家族構成:夫婦、子供1人
■敷地面積:110.10㎡(33.31坪)
■延床面積:  83.30㎡(25.20坪)
■用途地域:第一種中高層住居専用地域 / 第二種高度地区
■防火地域:準防火地域
■構造規模:木造軸組工法 地上2階建て
■設計期間:9.0ケ月
■工事期間:7.0ケ月
■竣 工 年 :2021年
■設計監理:デザインライフ設計室
■構造設計:ハシゴタカ建築設計事務所
■施工会社:幹建設
■建築不動産コンサルティング:創造系不動産
■土地探しサポート:OZONE 家 design
■写  真:中村 晃

この他の注文住宅の事例はこちらをご覧ください。