静岡の改修住居

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静岡市内に建つ築37年の団地の一室をリノベーションしました。

近い将来定年を迎えるご夫婦のための終の住処として設計をさせていただきました。
初めて現地を訪れた時に感じた印象が強く、その後の設計にも大きく影響しました。

南北に長い約75㎡の長方形のこの住戸は南側と北側にバルコニーがあり、このバルコニーに面するようにそれぞれ個室がつくられていました。南側の個室とつながる位置にはキッチンが配置され、水廻りや玄関が中央にまとめられていました。南北に個室が分かれ、真ん中に水廻りがまとまり、廊下がそれぞれを繋ぐような間取りです。
北側の近景に川が流れているためか、とても風の通り抜けの良い住戸でした。ほぼ真南に面したバルコニー側からは光が差し込み、日当りと通風の良い環境でした。
この良い環境を引き継ぎさらに良い状態をつくることと、環境という目に見えにくいものを視覚的にも感じられるような建築空間につくり直すことを目指しました。南北を繋ぐ長い廊下のような場所に対して全てを建具で構成しました。建具が面する廊下のような縁側のような場所には今までと変わらず風が通り、光による陰影が生まれ、視線が抜けます。これによりこの住戸の特徴である長さ、奥行き、流れが感じられる、建具の連なりによるリノベーションが完成しました。

 

■用  途:専用住居
■家族構成:夫婦
■専有面積:75.60㎡
■竣 工 年 :1981年(新築時)
■構造規模:RC造壁式構造 | 4階建ての2階
■設計期間:12.0ケ月
■工事期間:3.0ケ月
■施工会社:クレバ建築工房
■写  真:石田 篤(IPS)

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