ウチソトの間合 -大阪のリノベーション-

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築31年(リノベーション完成時)の大規模マンションの一住戸を改修する計画です。
約82㎡3LDKの間取りをこれからの家族の変化を想定して可変性のある間取りに変更
しました。
クライアントの奥さまは陶芸作家として活動しているため、ご自身の作品やご主人が
集めた世界の品々を飾るためのスペースが必要でした。内部空間のイメージはこれら
各所に散りばめられた作品と呼応するようにつくり込みました。ひとつひとつの素材
を丁寧に選び、背景の壁にはこれらが引き立つ色を選定しました。
建築的には旗竿敷地のような特徴的な形状を活かした空間の展開と高層階を意識した
開口部のあり方を模索しました。
特徴的な細長い玄関は長い土間(土足エリア)とすることで外部を内側まで引込ました。
このことにより外部と内部が混ざり合いマンションでありながら半外部的な空間を生み
出そうとしました。窓廻りは既存のアルミサッシの内側に木製の建具やベンチを設ける
ことで内部と外部が窓一枚で接することを避け、温熱環境の調整と精神的な距離をつく
り出そうとしています。これらにより「ウチ側」と「ソト側」の接点を見直し、新たな
距離感や関係性(間合い)を生み出そうと試みました。

■用  途:専用住宅
■家族構成:夫婦、子供二人
■専有面積:81.94㎡
■竣 工 年 :1983年(新築時)
■構造規模:SRC造14階建ての11階
■設計期間:5.0ケ月
■工事期間:2.5ケ月
■施工会社:キョーワ・テクノ
■写  真:石田 篤(IPS)

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